赤外線搭載カメラでの建物外壁調査
ビル・マンション外壁のタイル落下、モルタル壁の浮きなどは従来ロープ作業などで打音試験や目視などで調査されてきましたが、とても危険な作業であります。
ドローンを用いた赤外線カメラでの調査ならば従来方法に比べ安全・短期間・低コストで調査を行う事ができます。
『FLIR Vue』シーリズの高解像度赤外線カメラをドローンに搭載し、外壁タイルや塗装下地の浮きなどを判別する事が可能です。
画像により雨漏りの進入経路を突き止め、原因を探る事もできます。
使用するドローンは世界シェアナンバーワンの「DJI社製」を使用していて安定性があります。また、飛行に関して国土交通省への飛行許可申請は包括認可を受けていますので、都心部での人口密集地でも調査可能です。
竣工後、改修前の高所不具合箇所の映像確認
2千万画素のカメラを搭載したドローンで撮影するとハッキリとした画像が撮る事ができます。足場やブランコでの調査より安全で早く安く行えます。
さらに、赤外線カメラも同時に搭載すると別の不具合も見て取れるようになります。高温が赤から白色で緑から青になるにつれ低い温度となります。下の画像では特に不具合は無いようです。
表面上何も問題のなさそうなタイル壁ですが、赤外線カメラで見ると、タイルに浮きがあるようです。
可視光カメラと同時に取り付けられた赤外線カメラ搭載ドローンならではの調査と画像診断にて補修・改修工事の提案が可能です。
ドローン調査の様子
基本的には3名態勢での調査となります。
①ドローン操縦士 ②操縦士補佐 ③第三者の警備
ドローンは100%墜落しないとは言えないものです。建物に接触したり落下して人に当たったりすることが考えられます。
完全に仕切られた敷地内であれば2名でも可能です。
飛行に関してあらゆる縛りのあるドローンですが弊社では操縦士としての訓練を受け国土交通省航空局の包括許可を得て人口密集地でも飛行することができます。
新築工事・改修工事での俯瞰画像
施工中には工事写真が必要ですが、これからは写真のような俯瞰写真(googlmapより)もあると幅の広い提案ができるのではないでしょうか。
最近ではグーグルマップにより俯瞰写真もネット上で見ることができますが、短期的に変わる画像ではありませんし、画像にすると粗いものになってしまいます。
ドローンでは高度150m未満まで上昇することができ、静止画像では2千万画素の高解像度です。データの種類では一般的なJPEGと同時にRAWデータも撮影できます。
竣工写真には俯瞰画像も利用提示するのはいかがでしょうか。
無人航空機に係わる航空法について
『国土交通省HPより』
①無人航空機の飛行許可が必要となる空域について
上記(A)~(C)の空域のように、航空機の航行の安全に影響を及ぼすおそれのある空域や、落下した場合に地上の人などに危害を及ぼすおそれが高い空域において、無人航空機を飛行させる場合には、あらかじめ地方航空局長の許可を受ける必要があります。
②無人航空機の飛行の方法
1)日中(日出から日没まで)に飛行させること
2)目視(直接肉眼による)範囲内で無人航空機とその周囲を常時監視して飛行させること
3)人(第三者)または物件(第三者の建物、自動車など)との間に30m以上の距離を保って飛行させること
4)祭礼、縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛行させないこと
5)爆発物など危険物を輸送しないこと
6)無人航空機から物を投下しないこと
上記のルールによらず無人航空機を飛行させようとする場合には、あらかじめ、地方航空局長の承認を受ける必要があります。
③関係法令および条例等について
無人航空機の利用者は以下の関係法令および地方公共団体が定める条例等を遵守して飛行させてください。
・小型無人機等飛行禁止法(警察庁)
・ドローン等に求められる無線設備(総務省)
・ドローンによる映像撮影等のインターネット上での取扱(総務省)
・無人航空機の飛行を制限する条例等
上記規制に関して弊社は東京航空局長より以下の許可を受けています。
・人口密集地区の上空での飛行
・人(第三者)または物件(第三者の建物、自動車など)との間に30m以上の距離を保てない飛行
※関係法令や条例に関しては都度許可を得る必要があります。
ドローンの飛行出来る天気条件
①風速5m/s以下が望ましい。
特に風速10m/s以上の場合機体が安定せず突風では墜落する可能性が高まるため、ビル風など状況によっては飛行できない事もあります。
②降雨雪がない
ドローンはモーターむき出しのため降雨雪がある場合即座に墜落する可能性があるため